カタウエが、そばにいます。
ヨーロッパの民間伝承に、ウィル・オ・ウィスプ(鬼火、迷い火)と呼ばれる灯があります。夜道にぽつんと浮かび、旅人を惑わせる灯だと語り継がれてきました。
ただ、そのなかに一つだけ変わり者がいました。人を惑わすのをやめて、道に迷った人の肩の上に乗り、正しい道へ連れ戻すようになった灯です。
迷った人たちのあいだで「肩の上に乗ってくる、変なやつ」と噂になり、いつしか「カタウエ」と呼ばれるようになりました。
制度も手続きも、道に迷いやすいものです。カタウエは、あなたのすぐ隣の少し上から、進む先を照らします。